PHPを使ってみる
2023 3 30 (art23-0532)
今まで、ホームページをhtmlだけで書いてきました。内容が静的なブログ記事だけですからhtmlで十分でした。しかし、コメント欄などを付けた動的なホームページを作成するには、htmlだけでは、ちょっと無理のようですから、htmlに埋め込めるプログラミング言語PHPも使うことにしました。
最近プログラミングのテキストエディターをBracketsからVidual Studio Code (VSC) に変更しました (art23-0528) 。VSCはPHPもサポートしています(Bracketsもサポートしていました)から、これが使えます。ディフォルトで、PHPの入力支援/補完機能である PHP suggest: basicとPHP validate:EnabaleがONになっていますから、設定を変えなくてもそのまま使えます。ただし、インテリセンス機能の拡張として、PHP intellisense とPHP intelephenseが用意されていますから、ウェブページの開発者は、こちらの拡張機能をインストールして使うほうがベターでしょう。ただ、凡夫のような趣味の延長線上でちょこちょこやっている人には、VSCのディフォルトの補完機能で間に合うだろうと考えています。
何らかのプログラムを書いて、実行させて、画面に表示させるのですが、PHPはhtmlとちょっと勝手が違います。htmlのプログラムは、使用しているPCで処理されますが、PHPのプログラムは、使用しているPCではなく、サーバーサイドで処理されます。
2つのVSCの拡張機能、Live previewとOpen in browser(前者はVSC内にプレビューを表示する機能、後者はVSC内のプレビュー画面を、ブラウザで表示する機能)をインストールすると、htmlで書いたプログラムがブラウザ画面に表示されます。しかし、PHPで書いたプログラムは、プレビューされません。
PHPプログラムは、処理される場、サーバーが必要です。試しに、PHPで書いたプログラムを、凡夫がホームページ用に使っている ”さくらのレンタルサーバー” に送ると、ウェブブラウザに表示されます。PHPで書いたプログラムが、”さくらのレンタルサーバー” で処理され実行されたことがわかります。
凡夫は、プレビューしながらプログラムを書いていきますから、そのつど、”さくらのレンタルサーバー” に送って、ウェブブラウザに表示させて確認するのは面倒です。そこで、ローカルにウェブサーバーを立てて、そこでPHPプログラムを処理・実行させることにしました。XAMPPをインストールして、そのなかのApacheを起動して使います。Apacheはウエブサーバーソフト(HTTPサーバー)です。PHPプログラムファイルが収納されているアドレスを指定すると、ウェブブラウザに表示されます。Apache経由でPHPが利用できるようになりました。
これで、最小限ですが、PHPを動作させる環境ができました(すべて無料です)。動的コンテンツ付きのホームページを作成してみようと思います。
手入れー山の畑のキウイ
2023 3 27 (art23-0531)
鉢植えのキウイの芽が膨らんできました。このキウイは、昨年の春にホームセンターで購入した苗木を鉢に植えたものです。品種はニューエメラルドで、両性の花を咲かせますから、一本で結実します。今年の2月下旬に大型の鉢に植え替えました。
芽は古い枝と新しい枝から出ています。後者の芽から伸長する新梢には花が付くかもしれません。両性花がどんなものか実見できるかな、と期待しています。楽しみです。
キウイは、山の畑にもあります。長い間放って置かれたキウイで、野生化しています。昨年の11月、果実が成っていたので食べてみました。食べられないことはなかったのですが、旨いとはとても言えないしろもので、まあ天然の味と言ったところでした (art22-0491)。
旨いキウイを成らせるには、栽培管理が必要です。やってみようと思い、手を掛けています。その1段目が、ハゼノキの大木の伐採でした (art23-0526)。ハゼノキの大木が、キウイ畑の南西にでんと立ち太陽光を塞いでいました。大木が無くなり、光がキウイに届くようになりました。
2段目が今回のつるの整理です。
キウイはつる植物ですから、野生化すると、典型的なつる植物の様相を帯びます。キウイの枝は他の木の枝に巻き付いたり、キウイの枝同士で巻き付き合います。こうしたつる状の枝は、花芽をつけることなく、ひたすら伸びていきます。そして、樹冠に届き、巻き付くものが無くなると、からくも花が咲き、結実します。キウイの栽培管理の一つは、つるの状態にならないように育てること、です。
個々のつる枝を剪徐するのは手間ですから、幹を、根元から2,3メートルのところで、切断しました。そして、切断面が地面に触れないように、切断した幹を、竹の棒を立てて、くくりつけました。時期が時期なので、切断面から樹液がしたたり落ちましたが、放っておくことにしました。そのうち止まるでしょう。
今年か来年には、くくり付けた幹や枝から新芽が出てくるでしょう。
クワイの収穫(2回目))
2023 3 23 (art23-0530)
4月になると、クワイを植え付けます。植え付ける種芋は、最後に収穫したクワイの塊茎をあてます。クワイ床に残していたクワイを収穫しました。
思ったより沢山のクワイが収穫できました。クワイの栽培は3回目になりますが、これまでと同様に大きな塊茎に育っていました。Kさん、3年前クワイの栽培を始めた時に種芋を分けて頂いた人、は、「今年のクワイは大きくならなかった」と言っていました。
稲作水田の片隅でクワイを作っているKさんと違って、凡夫はクワイ床(田圃に穴を掘って、ビニールシートを敷いて土をいれたもの)を造って、クワイを栽培していますから、土造り、肥料や水の管理が容易にできます。特に、液肥が使えますから、生育状態に合わせてこまめに施肥ができます。
しばらく、自家製のクワイが味わえます。4月の植え付けに備えて、数個のクワイの塊茎をジッパー付きのビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。
畑に出ると、桜が目に入ります。寄ってみると、花は満開でした。青空に映えて、みごとでした。近くの湖畔公園の桜、ソメイヨシノはまだ数部咲ですから、この桜はヒガンザクラでしょうか。
道具箱(木工)
2023 3 20 (art23-0529)
1月30日付けのブログで、引き戸付き収納箱の作成について書きました (art23-0515) 。トリマー、電動カンナ、ジグソー、サンダーなどの電動工具をしまうことができました。今回は、ドライバー、スパナ、ペンチなどの工具をしまう道具箱をつくりました。
作成
道具箱の大きさは40/50/40cm(縦横高)とし、大きさの異なる3段の引き出し付きとしました。道具を入れるだけの箱ですから、作りは簡単です。
材木:スギの角材と平板。
角材(2cmx3cm)はスギの端材から切り出したものです。切り出しに、前回は、バンドソーを使ったのですが、今回は、自作のテーブルソー(art23-0521)を使いました。こちらの方が、正確に、また、短時間で切り出せます。
平板は、12cm幅の市販品の野地板にカンナを掛けて表面を滑らかにして使いました。
作業
- 箱枠をつくる。角材で、縦40cm横45cmの枠を3つ作り、これを摺り桟として、4隅に垂直に立てた角材に直角に固定する。摺り桟の間隔は引き出し箱の高さに合わせて調節する。
- 引き出し箱を作る。縦横を摺り桟よりも1mm小さくし、高さを8cm、10cm、12cmとして、3つの板枠をつくり、底板をはめ込む。
- 取っ手を作り、取り付ける。取っては、手掛かりをつけるため、角材を斜め(5度)に切断したもの。
釘とビスで止めましたから、ちょっと見てくれの悪い作品になりました。まあ、道具箱ですから、よしとします。こまごました道具類を収納しました。下段の引き出しには、結構大きなものが入りました。
ところで、今回、久しぶりに釘を使いましたが、釘を打っての木箱作りに関し、一つ思い出すことがあります。
子供の頃、梨の共同選果場の片隅で、梨の木箱を作って小遣い稼ぎをやりました。木箱を作るといっても、板は既に整形されていますから、作業は板を釘で止めて箱にすることです。当時、梨は木毛に包み、木箱に詰めて出荷されていました。梨箱を作るのは、もっぱら子供の仕事?でした。箱1個いくらの歩合性だったと記憶しています。梨の収穫時期だけでしたが、結構な小遣い稼ぎになりました。
プログラミングエディター、BracketsからVidual Studio Codeへ
2023 3 17 (art23-0528)
Bracketsをホームページ(HP)作成時のエディターとして使っています。前回(13日)のHPの更新時には何の問題もなかったのですが、今回(16日)のHP更新時に問題が発生しました。プリビューが表示されませんでした。エラーメッセージ「プレビューに接続するには、リモートデバッグを有効にしてChromeを再起動する必要があります」が表示されて動かなくなりました。ボタン「Chromeを再起動」をクリックしても問題は解決しませんでした。
数日違いで何かが変わったようです。Bracketsソフトを再インストールしても状況は変わりませんでした。Google Chromeのバージョンをみると、111.0.5563.65最新の状態とあります。Google Chromeは度々バージョンが変更されます。変更日を調べると、3月13日になっています。一つ前のバージョン111.0.5563.64は3月10日になっています。おそらく、Google Chromeが更新されたために、Bracketsとの相性が悪くなったのだと思います。
確かめるため、旧バージョンのGoogle Chromeに戻したところ、一時的にプリビューができるようになりました。しかし、すぐに、できなくなりました。自動更新機能が働いて、最新のバージョンになってしまいます。自動更新機能を無効にする方法をいくつか試みたのですが、うまくいきませんでした。
Bracketsの代わりにVisual Studio Code(VSC)を使って、1日遅れで、このブログを書いています。VSCがどんなものか、しばらく使ってみないとわかりません。ただ、VSCはテキストを変更すると、即座にプリビューに反映される点はサムアップです。
ウメの花
2023 3 13 (art23-0527)
昨日まで続いた陽気で、豊後ウメが満開になりました。花は薄紅色です。
畑には、豊後ウメの他に4本のウメの木があります。今年は、南高が最初に開花し、ついで、甲州小梅、白加賀、小粒南高と続き、最後に豊後が花を付けました。南高は、2月22日に開花しましたが、満開になったのは、気温が上昇してきた3月に入ってからです。こちらは白い花です
小粒南高、白加賀も、遅れじと、開花しました。連日の好天で、ウメの花は、一機に咲いて、一機に散ってしまいました。すでに、南高、甲州小梅、白加賀の花は終わっています。
春を告げる花は梅と桜です。ウメの花は春がもうそこまできていることを、サクラは春になっていることを告げます。暖かくなる日を待ち望んでいる人にとっては、ウメの開花に関心を寄せます。今の凡夫はそうです。
ハゼノキの伐採
2023 3 9 (art23-0526)
かつて椎山にあった梨畑(今は、ほぼ雑木林に近い状態になっています)に出かけて、ハゼノキの大木を伐採しました。20年以上も放置されていた畑にはいろいろな木が育っています。なかでも、ハゼノキが目立ちます。ハゼノキは成長が早いので、放置畑にはよく見られます。
今回、伐採したハゼノキは直径30cmはある大木です、半ば野生化したキウイが育っている所の南西に立っていました。
ハゼノキの樹液に触れると、ウルシほどではないようですが、肌がかぶれる(アレルギー性接触皮膚炎)ことがあります。樹液に、アレルギー性物質、ウルシトールが含まれています。この物質は、生育している葉からも飛び散っているので、枝や葉に直接触れなくても、かぶれることがあるそうです。
子供の頃、山で遊んでいて、何度かかぶれたことがあります。かゆくてたいへんでしたが、何もしなくても数日で治りました。大人になってからは、かぶれたことはありません。
大木の伐採は、一度やってみたいことの一つでした。しかし、相手がハゼノキですから、かぶれ防止に留意する必要があります。今は、葉を落として枝だけになっていますから、触れてもかぶれることはないだろうと思いますが、それでも、枝や幹を切ると、樹液が滲み出てきます。切りくずをできるだけ飛散させないように、ゆっくり切ることにして、刃渡り360cmの手曲鋸を用意しました。
大きな木の伐採方法は、倒す方向に受け口(くの字の切り込み)を入れた後、反対側に追い口(水平の切り込み)を入れる。そして、受け口のほうへ木を押して倒します。
ハゼノキには、大きな幹の根元からかなり太い2本の枝がでています。1本の枝は幹から完全に分かれていますが、もう1本は幹に一部で融合し、地面から1m程上部で分離しています。
まず、根元から分かれている枝を切断しました。次に、幹に一部融合している枝を切断しました。そして、大きな幹の切断です。これが大変でした。ハゼノキは比較的柔らかい木なのですが、これ程大きいと、手引きの鋸ではなかな切れません。そこで、ぐるりと周辺を水平に切ってから、倒す側に受け口をつくり、反対側に追い口の切り込みを入れていきました。しかし、これまた、そう簡単に切れません。休みをとりながら鋸引き動作を続け、なんとか、切り倒しました。2時間近くかかりました。
大木の伐採は、初めてのことでもあり、楽しめました。しかし、手引き鋸での切断作業は大変で疲れましたから、次にやるときは、チェーンソーかレシプロソーなどの機械アシストの鋸を使おうと思います。
南西を塞いでいトウハゼの大木がなくなりすっきりしました。葉がつく季節になると、もう一度、すっきり感をあじわうことになるでしょう。
本「果樹園芸」
2023 3 6 (art23-0525)
自家用果樹として、ウメ、カキ、イチジク、プルーン、ポポー、ミカンを畑で栽培しています。栽培のノウハウを培うために、インターネットの検索は欠かせません。しかし、ネット記事の多くは断片的であり、また、誰が書いたか分からない不確かな記事も混在しています。ネットで情報をあつめるには要注意です。その点、本は、栽培の経験者や専門家が書いている筈ですから、安心して読めます。しかし、中には、いい加減な本もあります。そんな中で、農文協の「果樹園芸」は一押しの本です。
この本は、高等学校農業科用の教科書で、昭和49年4月10日文部省検定済みとあります。著者は、平野暁、前田知、井上四郎、山口勝市、東条喜久、山崎俊彦、中田隆人です。果樹全般の生理と栽培の概論に続いて、各論として、ミカン、リンゴ、ブドウ、ナシ、モモ、カキが詳細に解説されています。また、クリ、ウメ、オウトウ、ビワも簡潔に解説されています。
「果樹園芸」は、教科書だけあって、わかりやすい本です。果樹の生理状態に照らして、栽培管理の各作業(交配、摘果、剪定、施肥、農薬散布など)の意味と意図が分かりやすく説明されていますから、管理作業の理解が深まります。執筆はその道の専門家によるものですから、記述内容は信用できます。また、高校の教科書ですから、実用書的側面もあり、実際の栽培管理に直結するノウハウが得られます。剪定や施肥などで迷ったとき、読み直しています。
ところで、この本がなぜ手元にあるのか。どうやら、大学時代に手に入れたようです。凡夫の入った大学は、六本松キャンパスで教養課程を終えた後、箱崎キャンパスで本学を学ぶようになっていました。凡夫は、六本松から箱崎へ移る前に、一年間、郷里に帰っていました。理由は、教養課程でアレコレやり過ぎて消耗してしまったからです。郷里で、ブラブラしていましたが、そのうち両親のナシ栽培を手伝いました。おそらく、そのとき、ナシ栽培のことが知りたくて、この本「果樹園芸」を手に入れたのだと思います。一年後、ある事情で、大学に復帰しました。
49年前の話です。その時の本を、再び郷里で、再び読んでいるとは、不思議な縁です。もっとも、読んでいる箇所は、ナシの項目ではありませんが。
ミカン畑の土入れとカエル
2023 3 2 (art23-0524)
今回は、ミカン畑の話です。
造成した畑(かつて苗田として使っていた田圃に土を入れて畑にしたもの)に、2021年3月、6本のミカン苗木を植えました (art21-0330)。苗木は土を2段ケーキ型に盛って、その上に穴をあけて植え付けました。土はかつて椎山にあった梨畑の土です。
苗木を定植して、まる2年。ミカンの木も随分大きくなりました。おそらく、地中の根も伸びて、2段ケーキ型の枠の内で込み入っていることでしょう。そこで、根の伸長スペースを確保するため、土を盛ることにしました。
家内と2人で、椎山の梨畑(今では、雑木林)から土を運びました。疲れが溜まらないように、作業時間を一日2時間と決めて、5日間毎日、土嚢袋20個を運ぶことにしました。土は、車まで運ぶことを考えて、道路近くの傾斜地を削り取って集めました。
ケーキ型盛り土の下段の枠を外し、土を入れました。さらに、堆肥を加えて攪拌し、足で踏み固めました。天気にも恵まれて、予定通り、5日間で終了しました。いつかしなければと思っていた作業でしたから、終わって気分は軽やかです。
ところで、鍬で土を起こしていると、鮮やかな黄緑色のカエルがあらわれました。冬眠中だったようで、じっとしています。アマガエルより一回り大きなカエルです。モリアオガエルかと思いましたが、虹彩が金色/黄色に近いので、シュレーゲルアオガエルのようです。モリアオガエルは赤っぽい虹彩をしています。また、シュレーゲルアオガエルは、泡で包まれた卵塊を、湖沼の岸辺だけでなく土中にも産卵するそうですから、このあたりに水辺がないことを考えると、やはり、シュレーゲルアオガエルのようです。こんなところで、シュレーゲルアオガエルに会えたのは、ラッキーでした。
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