木工作業場に網戸を設ける
2023 6 29 (art23-0558)
裏の納屋の2階に設けた作業場で木工を楽しんでいます、と、書きたいのですが、このところ、野菜の世話に時間をとられて、木工を十分楽しんでいるとは言えません。木工を楽しむことが、田舎に移り住む意図であったのですが、状況は主客転倒気味です。困ったものです。
この時期、作業場は高温で多湿です。作業を始めると汗をかき、肌に切り屑が付着します。気持ちのよいものではありません。そこで、窓を開け、奥の簡易仕切りの戸も開けて風を通すのですが、しばらくすると蚊が侵入してきます。両手が塞がっている時に、顔のまわりでブンブン飛び回られると、どうすることもできません。
一時、蚊取り線香に火をつけて、足元に置いてみました。煙の近くで作業する時はよいのですが、少し離れると効き目が今一です。携帯用ホルダーを使ってみたのですが、これまた今一でした。携帯とは言え、風があり、かつ移動を伴う作業時には効力が発揮できないようです。
侵入した蚊を撃退することの限界を感じましたので、窓と戸に防虫ネットを張って蚊の侵入を防ぐことにしました。その第一弾として、仕切りの戸用の網戸を作成しました
蚊の侵入を防ぐだけのものですから、できるだけ簡単に作りました。
スギの端材から、角材 (2.5x3cm) を切り出し、枠を組み、ホームセンターで買ってきた防虫ネットを張りました。ネットの固定は薄板を重ねてネジ止めですませました。
ミニトマトの2本、萎れる
2023 6 26 (art23-0557)
いやはや、連作障害あなどるなかれです。
トマトは7本、大玉トマトの桃太郎4本、ミニトマトのピンキー、アイコ、大苗ミニトマト各1本、を栽培してきました。先日、ミニトマトのアイコが、そして数日おいて、ピンキーが萎れました。株を処分しました。
アイコ、ピンキーとも、房状に成った幼果が大きくなり、そろそれ色づいてくるだろうと思っていた矢先でした。一部の枝の葉が萎れ、数日後には、すべての枝と葉が萎れました。
萎れの原因は、立ち枯れ病だと思います。根から侵入した細菌が体内で繁殖して道管を詰まらせ、水の通りを悪くしたのでしょう。地上部は水不足となり萎れを引き起こしたのです。
昨年も、ミニトマトに同じことが起こりました。ピンキーから始まり、フルティカに、そして、CF千果が萎れ、ミニトマトは全滅しました。いづれも収穫が始まっていましたから、この萎れはショックでした。萎れの原因を過剰繁茂による水分供給バランスの崩壊とみなしました。
今回、ミニトマトに発生した同じ萎れ症状を前に、その判断に誤りがあったことが分かります。昨年と同じ場所に、ミニトマトを植えて、同じ症状が出ているのですから、原因は病気です。土壌に潜む青枯れ病の病原菌、Ralstonia solanacearumの感染です。
今年は畝を立てる前に、土を何度か掘り起こし、日にさらし、さらに、土を移動させて混ぜ合わせたのですが、ミニトマトの青枯れ病の発症を防ぐ効果はありませんでした。病原菌は深いところに生息していたのでしょう。ミニトマトの根が深く伸びて細菌と接触することになったのでしょう。
さて、ミニトマトの青枯れ病対策の一つに土壌消毒があります。しかし、深いところの病原細菌を死滅させることには無理があります。
もう一つは、抵抗性の付与です。調べたところ、青枯れ病抵抗性品種(サカタのグランシールドやタキイのキングバリアなど)を台木にした接ぎ木苗がよさそうです。今年、残っているミニトマト(収穫が始まっている)に青枯れ病の症状が出たら、次回には接ぎ木苗の作成にとりくむことになりそうです。
ポポーの幼果、大きくなる
2023 6 22 (art23-0556)
5月15日のブログページに、ポポーの人工交配数日後の子房(幼果)の写真を載せました (art23-0545)。それから、ほぼ1ヶ月、幼果は大きくなりました。
ポポーの木の輪郭が大きく見えます。大きく生長した葉が重なり合って木全体を覆っています。まだ葉は柔らかく少しの風で揺れていますが、そのうち、硬くなり、微風では動かなくなります。
ポポーの幼果は葉の間に見え隠れしています。幼果と呼ぶことがためらわれるほど大きくなっています。サイズ的には食べれそうです。しかし、9月上旬が収穫時期ですから、まだ2カ月半もあります。
ポポーの木は3本です。昨年は、大きく生長した奥の木から2個の果実が収穫できました。今年は、3本とも大きな幼果を付けています。手前の2本には1,2房、奥の木には5,6房です。房あたり1-4個の幼果が付いています。なお、生長の良くない幼果は切り落としました。
ウィキペディアには、ポポー(英名: pawpaw、学名: Asimina triloba)は、バンレイシ科のポポー属に属する樹木の1種、または食用とされるその果実のことである。ポーポーやパポー、ポポーノキ、ポポともよばれる、とあります。
果実は楕円形の液果であり、果肉は黄色く柔軟粘質で甘く芳香をもち、「森のカスタードクリーム」ともよばれる。バンレイシ科の中では最も耐寒性が高く、北米東部原産である。明治期に日本に持ち込まれたが、果実が日持ちしないため大規模な商業栽培はされていない、と記述は続きます。
バンレイシ科の果物で有名なものは、チェリモヤです。果実は白いクリーム状で甘味が強く、世界3大美果(他はパイナップル、マンゴスチン)の一つとして知られています。チェリモヤとバンレイシとを交配したアテモヤは、甘さが強くパイナップル様の芳香と酸味をもちます。これらは熱帯-亜熱帯で栽培されています。
ポポーを作ってみようと思い立った契機は、5年前、たまたま立ち寄った道の駅 ”奥津温泉” で販売されていたポポーの果実に出会ったことです (art18-0067)。岡山県と鳥取県の県境の山間部の畑で栽培されているようですから、ポポーが耐寒性をもつことは納得できます。北海道でも栽培できると聞いています。ポポーはバンレイシ科のなかでも、ちょっと変わり種でしょうな。
温州ミカンの幼果
2023 6 19 (art23-0555)
1ヶ月前のブログで、温州ミカンの開花を紹介しました (art23-0546)。中には、早々に花弁が落ち、綿棒の頭大の子房/幼果をみせていました。その後、幼果は少しずつ大きくなりました。
温州ミカンの木は、2品種、宮川早生とゆら早生、を育てています。どちらの品種にも花が沢山付いて小さな幼果ができていたのですが、多くが小さいまま落下しました。残った幼果も、すこし大きくなった頃に、黄化して落果しました。こうした生理落果によって、木の勢いに合った結実数になるのでしょう。よくできています。
ゆら早生の幼果は、数えるほどしかなく、また、小指大にとどまっています。ゆら早生は実止まりが悪い品種のようです。ネットでは、樹勢が弱く栽培が難しい、結実が難しい、とあります。今のところ、樹の下部に小指大の幼果が付いていますが、裾なり果は養分の流れが悪いので大きくならないと言われていますから、期待できません。
宮川早生の木には、20個前後の親指大の幼果が付いています。このまま、順調に生育してくれれば、年末に、自家製温州ミカンの試食ができそうです。楽しみです。ただ、これからハモグリバエの幼虫(エカキムシ)が発生して、新葉を食い荒らしますから、実際のところ、どうなることやら。
ウメの収穫
2023 6 15 (art23-0554)
今年も、ウメの収穫期をむかえました。
ウメの木は、小梅、小粒南高、南高、白加賀、豊後、の5本です。白加賀以外のウメは、大きな木になっています。ウメは生長が早いと聞いていましたが、確かに、枝をぐんぐん伸ばします。隣の先住果樹のカキやプルーンの木と肩を並べるようになりました。白加賀は、花粉樹として、南高と豊後の間に植えて育てていますが、昨年、役に立たないことが分かり、枝を切り落として小さな木姿にしています。
木が大きくなって、果実が沢山付きました。
6日に、小梅を収穫しました。2Kg程とれました。数日おいて、豊後を収穫しました。こちらは7kg程です。
我が家のウメは、農薬散布を控えていますから、果実の表面に斑点が出ています。特に、豊後では、多くの果実が斑点を持ちます。これは細菌によるかいよう病斑だと思います。食べても平気ですから、あまり気になりません。
南高の収穫はまだです。果皮が黄化するのを待っています。梅干しにするため、できるだけ、樹上で熟させてから収穫します。南高は、果皮が柔らかく、果肉が厚いので、梅干し向きです。しかし、当地では、豊後(野花豊後と言う)の栽培が盛んですから、梅干しと言えば、野花豊後です。豊後は、果皮が厚く、種が大きいので、柔らかい梅干し作りには向きません。
昨年、家内が南高と豊後で梅干しを作りました。食べ比べてみたところ、南高に軍配があがりました。柔らかく、ねっとりした梅干しです。炊きたてのご飯にのせて、箸で押し広げて食べると最高です。ただ、噛み応えがあり、あっさり気味の梅干しを好む人には、豊後をお勧めします。
メダカの産卵と孵化
2023 6 12 (art23-0553)
小さな水槽が2つ、三和土の靴箱の上に置かれています。それぞれ、6匹と7匹のメダカが泳いでいます。メダカは、赤い体色の ”楊貴妃” とまだらに模様がはいった ”まだら” です。しかし、長い間飼っているうちに、赤い体色が薄くなり、まだらの模様もなくなってきました。一見、普通のメダカです。
この数日、水槽の金魚藻に、卵が見られるようになりました。しかし、卵は、翌日の朝には、失くなっています。メダカに食べられてしまうのでしょう。魚は卵や孵化したばかりの稚魚を食べます。これは、口に入るものは何でも食べる習性があるからです。糞のような食べられない物でも、口に入れます。そして、すぐに吐き出します。
水槽のメダカは産卵と食卵を繰り返していましたが、すこし、孵化させてみることにしました。金魚藻に付着している卵が多くなった頃合いを見計らって、金魚藻ごと別のタッパー移しました。数日後の今朝、30匹近くの稚魚(針子)の姿が見えます。孵化後、3日間は卵嚢から養分をとります。その後は金魚藻や苔を食べてくれるでしょう。
プルーンの袋掛け
2023 6 8 (art23-0552)
今年も、プルーンの幼果に袋をかけました。袋は、ナシ用の小袋です。
年々、シンクイムシの被害が増えてきたので、昨年、シンクイムシ対策として、試しに、ナシの小袋をかけたところ被害を回避することができました。心配していた袋の耐久性、破れることもなく収穫期まで持ちこたえました。
プルーンの木は、3本(シュガープルーン2本、サンプルーン1本)です。シュガープルーンにそれぞれ500枚、サンプルーンに350枚の総数1,350枚の袋を掛けました。簡単な作業とはいえ、100枚の袋をかけるのに1時間程かかりました。木が大きくなり、脚立に乗っての、また、間引きしながらの作業ですから、効率がよくありません。1日数時間、5日間に分けて行いました。
プルーンの果実は9月に入ると収穫できます。昨年同様、シンクイムシとは無縁のつるつるの果実を収穫する、その日を迎えたいものです。
PC作業と首こり
2023 6 5 (art23-0551)
今朝は6時前に起きて、プルーンの木に農薬を散布しました。チャドクガとシンクイムシ対策です。終了後、温泉水を浴びて体をさっぱりさせました。朝食の自家製パンを食べて、今、PCに向かっています。おっと、その前に歯周病が悪化しないように歯磨きをしっかりと行いました。
PCは、ノートパソコンPanasonicのLet’s noteです。2012年発売モデルで、中古品を、定年退職する直前に購入しました。10年近く使っています。OSは、windowsの7 -> 8.1 -> 10と変更してきました。
ノートパソコンなので持ち運びには便利です。しかし、画面が12インチと小さく、細かい表示が見にくいので、作業時は27インチの液晶モニタを併用しています。机の手前にパソコン自体の小さな画面を、その向こうに大型のモニタ画面をおきます。文書の作成は小さな画面にワードソフトを立ち上げて行っています。大きなモニタ画面はネット検索など情報量の大きいものを表示させるときに使います。
PC作業は生活の一部になっています。スマホをもたない凡夫は、PCを通して外部の情報を入手しています。一日に一度は、机に向かいPCを立ち上げて、何らかの作業を行っています。
PCは不可欠のツールなのですが、困ったことに、PC作業を終えて、立ち上がろうと椅子から体を動かすと、首の付け根に痛みを感じます。長く続く痛みではありませんが、瞬時は強烈です。首の付け根の筋肉が過度の緊張を続けるため、かたまってしまうのでしょう。所謂、首こりです。
PC作業中の姿勢には気をつけてきましたから、痛みが姿勢から来ているとは思えません。おそらく、老齢にともなう筋力低下によるものだと思います。筋力が低下しているため、緊張時に筋肉がめいっぱい状態で対応せざるを得なくなり、短時間で疲労が溜まって強張り、首を動かすときに痛みが伴うのでしょう。かつて長時間のPC作業に何の問題がなかった筋肉が、わずか1時間の作業に耐えられなくなっているのです。
歳を取ると体のあちこちが衰え、体調の不良だけでなく、いろいろな箇所に痛みが出てきます。運動やら健康食品やらで、衰弱自体に抗うこともできましょうが、おのずと限界があります。抗うより、弱る体とうまく付き合っていく術を習得した方がよさそうです。首こりの場合は、PC作業中に、時々、肩や首を動かすだけで、こりは随分軽減します。
しかし、そうした術の習得は簡単ではありません。首こりのような、作業終了後、すぐに痛みが出る場合は、原因を特定できますから、対処できます。一方、なんとなく体が疲れているとか体が重いとかいった場合は、原因を特定することは容易ではありません。いつのどの作業によるものか分かりません。歳を取ると、回復力が衰えますから、状況はより複雑です。痛みや体調不良が、複数の作業による残留疲労が重なって生じたものかもしれません。歳を取るとこちらのものが多くなります。
どう対処すべきか、模索中です。難問です。なにせ、歳を取るのは初めてのことですから。
クワイ床に防風ネットを張る
2023 6 1 (art23-0550)
クワイの背丈が伸びて、風にあおられるようになりましたから、例年通り、暴風ネットを張りました。ネットは、野菜栽培用の支柱を立てて固定します。
昨年、この支柱が強風で折れ曲がりました。支柱は、一見、頑丈そうに見えますが、横からの力に弱いようです。薄い厚さの鉄パイプに塗装を施しただけのもですから、そうなのでしょう。
昨年は、折れ曲がった支柱を直して、補強のため杉の棒を立てました。杉の棒は、杉の端材を縦に切り棒状にしたものです。
今年は、ネットを張った後に、杉の棒を立てて支柱を補強しておきました。これで、ちょっとやそっとの風にはびくともしないでしょう。
先日、葉の色が薄くなってきたので株間に化成肥料を播きました。ビニールシートをプール状に囲ったクワイ床で栽培していますから、施肥作業は容易です。
そろそろアブラムシが発生します。数が多くなったら、殺虫剤をスプレーします。
毎日の見廻りが欠かせません。
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