ポポー果実の日焼け
2023 7 31 (art23-0567)
こう暑い日が続きますと、野菜畑にせっせと水を撒かねばなりません。畑の土は、砂が多いため水捌けは良いのですが、水持ちが悪いので、水切れが起きます。水撒き用の水は、畑の片隅に設けた貯水タンクの水です。この水は、近くの小川から汲み上げたものです。大きな柄杓を使って、45Lのポリ容器2つに汲み上げ、四輪台車で運びます。水汲み作業は、早朝の、朝飯前に行います。早朝とは言え、すでに気温が上がっていますから、作業を終える頃には汗だくになります。
日中、キュウリとメロンの葉は萎れてぐったりしていますが、夕方にはキュウリの葉も、メロンの葉も元に戻ります。ナス、ピーマン、トマトの葉は、日中でも、へたっとすることはありません。ウリ科とナス科の違いでしょうか。
ポポーの果実の上側が黒ずんできました。所謂、日焼けです。直射日光が当たった部分の温度が高くなり、組織が壊死することで起こります。防ぐには直射日光を遮ることでしょうが、何もせず、日焼け果がどうなっていくのか、観察しています。
日焼けのひどい果実に亀裂が入りました。亀裂は段々大きくなっています。
日焼けは、ポポーの果実だけでなく、柿の果実にも起きています。直射日光にあたる側が変色しています。柿栽培の教科書に、摘果すべき果実として、上向きに着生した果実もありました。日焼け果は "もの" にならないでしょうから、この教示、納得できます。
ところで、イチジクの果実も日焼けするのでしょうか。まだ、そうした果実を見たことがありません。イチジクの場合は、暑い日が続くと心配なのは、水切れによる葉の黄変です。黄変は古い下の葉から起こり上の葉へと進行します。黄変した葉は落ちてしまいます。果実は残るのですが、葉からの養分が供給されませんから熟成しません。 2年前、葉の黄変を経験しました (art21-0360)。ひとたび葉の黄変が始まると、灌水しても進行を止めることができませんでした。
このところ、雨が降っていませんから、土がかなり乾いています。下草が枯れ上がっています。水切れをおこさないように、樹下に水を撒いて、ござをかけています。ござは下草代わりです。