Pythonの亀グラフィックス
2019 08 29(art19-0166)
AIの 深層学習を理解するための前段階として、コンピュータープログラム言語、Pythonの独学を続けています(art19-0158)。合間に、Pythonモジュールの一つ、Turtle Graphics(亀グラフィックス)を使って、アレコレ描画しては気分転換をしています。亀グラフィックスは、”プログラミングってどういうものか”、を子供に教えるのに使われているそうです。確かに、子供でも楽しめる仕様になっています。もっとも、Pythonの入門として、大学の情報科学科の教材にも組み込まれているので、単なる子供のお遊戯道具ではありません。
画面に亀が登場し、指令(プログラムコード)に従って、画面上を亀が動き、線を描きます。子供がとっつきやすいように、亀が登場しますが、亀が嫌いな人は、他の形、例えば、矢印、などに変形することができます。指令のやり方は、Pythonプログラミングがオブジェクト指向型なので、「亀さん、200歩前にすすんで」、「亀さん、頭を左に60度回して」、「亀さん、100歩前に進んで」のように行います。(注意:100歩は、亀の歩幅がわかりませんので100単位距離のことです)
二つの指令、「前に進め」と「頭を回せ」を組み合わせると、直線で構成されている図形を描くことができます。一方、円には、指令、「亀さん、円を描いて」(kame.circle (半径))が用意されています。
亀を動かす指令はたいへん基本的なものだけが用意されています。亀を複雑に動かすには、基本指令をアレコレ組み合わせる必要があります。ここに、プログラミングのおもしろさがあると言えます。かなり複雑な図形も描かせることができるようです。ただし、実用的用途は意図されていないようで、精度の高い描画は無理なようです。まあ、子供のプログラミング教育や、凡夫のようなPython入門者向けですから。そうは言っても、亀さんがのろのろ移動しながら、少しづつ描いていくところを眺めているだけで、結構楽しめます。
以下は、24個の同じ同心円を配置しただけのものです。
ユリの花
2019 08 26(art19-0165)
大きなツツジの老木が庭の中央にありました。枯れ枝が多くなり、全体に勢いが無くなっていましたので、昨年、根元を切断し老木全体を取り除きました。すると、庭の中央にぽっかりと隙間ができました。どうやって隙間を埋めようかとアレコレ思案しましたが、妙案が浮かばず、そのままにして1年になります。
夏の初め、この大きな隙間に、十数本のユリが生育してきました。お盆が終わる頃から白い花を咲かせています。ユリは、シンテッポウユリ(ユリ目ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物)です。同じような白い花を咲かせるテッポウユリに似ていますが、花が小さく、葉が細めです。また、テッポウユリはもっぱら球根で繁殖しますが、シンテッポウユリは、球根だけでなく、種子でもよく繁殖するようです。そのため、種子が散らばり、シンテッポウユリが一面に "勝手に" 生息してくることがあります。庭の状態がこれだと思います。どこにでもあるユリですが、花弁の白色はみごとです。
ユリクビナガハムシの幼虫(art18-008)がユリの葉を好み、放っておくと、葉がぼろぼろになるまで食べ尽くします。暑くなる前に殺虫剤を散布したところ、ユリの葉は無事に成長し花を咲かせてくれました。
縁側の椅子に座り、ユリの花を眺めながら、「ぽっかり空いた庭の隙間、このままでもよいかな」などと、家内と話し合っています。
イチジク
2019 08 22(art19-0164)
畑のイチジクが沢山実を付けています。熟してきましたので、もぎ取って食べています。好天続きの日にとって食べると美味しいのですが、雨天の翌日のものは、薄味になり、イチジク特有のねっとりした甘味がなくなります。あいにく、今日は朝から雨です。高校野球の準決勝第1試合は、1時間遅れの10時に開始されました。
このイチジクの木は、随分前から植わっています。正確な品種名はわかりませんが、どこにでもある普通のイチジクです。乱雑に育った枝を取り除く程度で、きちんと管理されていたものではありません。しかし、毎年、実を付けていたと聞いています。近所に、放任状態のイチジクがあります。それでも実がついていますから、手のかからない果樹なのでしょう。
畑のスペースに制約があり、伸び放題にしておけませんから、今年の1月に、剪定に挑戦しました。イチジクは、春に伸びる新梢の付け根から2,3節以降に実を付けると言われています。前年枝に2~3芽残して切り戻しました。隣のYさんのイチジクは、前年枝が、全て、つけ根から切り除かれ丸坊主状態です。凡夫はそこまで切り落していませんから、ごつごつとした樹姿にとどまっています。
鳥はイチジク果実の食べ頃を知っているようです。果皮が濃褐色になり、実(痩果がつまった果嚢)が柔らかくなってくると、嘴でつつき始めます。明日にでも収穫しようと思い、翌日行ってみると、穴があいています。いかにも美味しそうな、大きくなった果実がねらわれます。食べられてなるものかと、納屋からタマネギ保存用ネットなどを持ち出し、果実を覆ってみました。警戒するのか、鳥の食害はいまのところ回避されています。
収穫量が多い日のイチジクは、家内がジャムにします。朝食の自家製パンによく合います。