今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

【家内の寄稿】
布草履

2023 12 28 (art23-0610)
2022年6月に布草履について書いています(art22-0447)。その時に5足ほど作りました。履き心地が良く、洗濯もできるので夏には重宝しています。履いている所を見た人から作ってほしいと浴衣生地を預かったので久しぶりに作りました。難しいと思う所は幅が狭くならないように編むこと、左右同じ形に作ることです。納得のいくものはなかなかできません。

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クワイの収穫

2023 12 25 (art23-0609)
今年も、かつて稲作用の苗田として使われていた田圃の片隅にクワイ床を設けて、クワイを育ててきました。クワイは白クワイです。4月下旬にクワイの種芋を5つ植え付け(art23-0540)、適度に追肥を施してきました。また、大きく展開した茎葉が風にあおられないようにクワイ床の周りに防風ネットを張りました(art23-0550)。
10月に入ると、葉に発生した斑点が大きく広がり、葉が枯れ始めました。11月には地上部の茎葉がすっかり枯れてしまいました。防風ネットを片付けました。ネットを固定していた支柱に、カマキリの卵塊がいくつも付着していました。枯れた地上部の茎葉を取り除き、すっきりさせました。

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今年も、正月にクワイを食べようと、田圃に出てクワイを収穫しました。今年は、例年より、早期に茎葉が枯れましたので、塊茎の肥大不足が懸念されます。株周りの泥を取り除き、手を突っ込んで、塊茎をさがしましたが、あまり手ごたえがありません。懸念が現実になり、ほふく茎の先端に、ほっそりとした塊茎?がついているものが多くありました。これらはとても食べられたものではありません。
それでも、2株を掘り起こし、まあまあ太めの塊茎が十数個収穫できました。正月用のクワイとしては十分です。掘り起こした塊茎は、ほふく茎部を取り除き水洗した後、2,3日、水に晒してあく抜きをします。

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薄く切った輪切り材の乾燥(木工)

2023 12 21 (art23-0608)
ヤマザクラの丸太を薄く切って輪切り平板をつくりました。

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ヤマザクラの丸太を輪切りにして、放っておくと、中心から放射線状にひびが入ります。これは、乾燥によるひび割れです。木の組織は水分を失うと収縮します。この時、水分の消失速度が木の周辺部では早く、中心部では遅いため、木の外と内で収縮力の歪みが生じます。これがひび割れを引き起こします (art23-0541)。
そうであれば、内外の水分消失速度を同じにすれば、ひび割れをふせぐことができます。輪切り材の場合、多くの水分が木口(切断面)から失われますから、輪切り材の厚さをできるだけ小さくして、両方の木口から水分が抜けていくようにすればよさそうです。
確かに、薄く切る(厚さ:2, 3mm)と、ひびは入りません。しかし、歪みが生じます。これでは平板として使えません。歪まないように、厚くする(1, 2cm)と、今度は、びびが入ります。

ひびが入らないように厚さ1, 2cmの輪切り材を乾燥させるにはどうすればよいのでしょうか。
ネット検索で、水中乾燥法に出会いました。この方法は、水中で乾燥させるのではなく、丸太を水中に1年間程浸けておき、水からあげて1年程かけて自然乾燥させるといったものです。水に浸けると木材のアク(樹液や樹脂成分)が抜けるので、水の通りがよくなり乾燥しやすくなるそうです。水分が全体的に失われるので、返りや割れが入りにくいと説明されています。

また、水中乾燥法を使って薄い輪切り材を乾燥させた実例もありました。1週間程度水に浸した後、風乾しています。凡夫のヤマザクラの輪切り材をやってみたところ、1週間程度の浸水では効果がありませんでした。浸水時間を3ヶ月以上に延長すると、割れることなく風乾できました。水に浸けると、水が濁ってきますから、時々、水を交換する必要があります。

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乾燥した輪切り材の樹皮を取り除き、木口面をベルトサンダーにかけて磨きました。気持ちよいほどつるつるになります。湯呑やカップのコースターとして使えそうです。

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ノートパソコンのトラブル

2023 12 18 (art23-0607)
パソコンの電源ボタンを押しても、起動しなくなりました。パソコンは、家内が使っているノートパソコンで、Dell社のinspiron 15 3000 (3511) です。昨年の夏に、Dell社のオンラインショップで購入しました。

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長い年月、パソコンを使ってきましたから何度もトラブルにあっています。その都度なんとか解決してきました。多くはOSの設定をいじることで解決できました。しかし、今回のトラブルは、電源ボタンが反応しないのですから、今までの経験知が役に立ちません。

Dell社HPのサポートをみると、「ノートパソコンの電源がオンにならない場合」のトラブルシューティングが載っています。
電源の問題は、ACアダプターやバッテリーの故障、ケーブルの断線などが原因である場合とシステム、ボードの傷害が原因である場合があるそうです。また、ノートパソコンでは、残留電力によってオンにならないことがあるそうです。これは、所謂、帯電による不具合です。

帯電すると、電源が入らないことの他に、電源が急に落ちる。画面が真っ暗になりフリーズする。画面にノイズやチラつきが入る。キーボードやマウスが操作できなくなる。と言ったトラブルが発生すると言われています。

家内にトラブル直前の様子を聞くと、パソコンの立ち上がり時のPWを認識しなくなり、入力を繰り返しているうちに電源が落ちた、と言います。また、その前から、電源が入りにくくなっていた、とも言います。今回のトラブルの原因は帯電(残留電力)にありそうです。

デル社HPのサポートには、「ハードリセットを実行する」との項目で、帯電(残留電力)の放出処理が載っています。
  1. ノートパソコンの電源を切ります。電源ボタンを10~15秒間押したままにする。
  2. ACアダプターまたは電源ケーブルを外し、バッテリーを取り外します。
  3. USBドライブ、プリンター ケーブル、およびメディア カード(SD/xD)などのすべてのデバイスを取り外します。
  4. 電源ボタンを15~20秒間押したままにして、待機電力を放電します。
  5. ACアダプターまたは電源ケーブルおよびバッテリーを接続します。
  6. ノートパソコンの電源を入れます。
ここで、1は強制終了。2,3,4が帯電(残留電力)の放出。5,6が再起動です。

この処理で、家内のノートパソコンは復活しました。

ところで、ノートパソコンに帯電がおこる原因は、充電完了後もACアダプターを繋ぎっぱなしにしている、長時間周辺機器につながっている、パソコンを長時間使用している、内部に埃や汚れがある、等だそうです。

凡夫のノートパソコンは、10年ほど使用していますが、今回のようなトラブルは起きていません。使用後、ACアダプターへの電源を落としている(テーブルタップのスイッチをOFFにする)ことが、帯電を解消しているのでしょう。ACアダプターを外した状態で、しばらく放っておくと、放電されるそうですから。

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温州ミカンの試食(2)

2023 12 14 (art23-0606)
11月9日のブログ、温州ミカンの試食(art23-0596) で、今年初めて実った温州ミカン、宮川早生、の試食を取り上げましたが、その内容に誤りがありました。その時試食したミカンの品種は、宮川早生ではなく、由良早生でした。

由良早生は、宮川早生の枝変わりとして発見された品種で、宮川早生より早く完熟し、糖度が高い、と指南書に書かれています。
最初の試食の時は、甘みも酸味も少なく薄味だったのですが、2週間ほどおいて食べてみると、甘味がのっていました。酸味が少なく、甘いミカンです。また、じょうのう膜が薄めで、袋ごと食べることに抵抗のないミカンでした。果数は少なかったのですが、出来はまずまずと言ったところです。

さて、宮川早生です。
こちらは、温州ミカンの代表で、もっとも多く栽培されています。普段、食べているミカンです。畑に木は2本。1本には20個ほど果実が付いていますが、全て、西側の枝に付いています。もう1本には5個です。果数が少ないこともあり、大きな果実になっています。
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12月早々、試食してみました。味が薄く、すこし物足りませんでした。それから2週間経ちます。今回は、味が濃くなり、温州ミカンらしく甘味と酸味がありました。なかなかのミカンです。
ただ、一部の果実に果肉のす上りがおきていました。これは水分が抜けて白っぽく、ぱさぱさな状態になることです。お尻側に見られましたから、夏の猛暑下に生じた日焼けと関係しているのでしょうか。日焼けによって果皮が硬化すると、水分の蒸散量が増加することが知られていますから、日焼け部直下の果肉の水分も失われるのでしょう。さすがに、す上り部は、果汁がありませんから甘味、否、味がありません。

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2週間ほどで味が濃くなりましたから、これから、もっと味が濃くなりそうです。棟霜害に注意しながら、しばらくおいておきます。凍結や低温にやられるとこれまた、果肉のす上りが発生しますから。

畑とダイコンの初収穫

2023 12 11 (art23-0605)
この数日の穏やかな日和のなか、タイヤの交換を行いました。
冬用タイヤを車のトランクに載せて、畑のそばの自動車運転試験場の駐車場に行き、そこで、タイヤを交換しました。家内と2人がかりで1時間ちょっとの作業でした。交換後、近くのガソリンスタンドでタイヤの空気圧を調整しました。

畑の奥に植わっている果樹、プルーン、カキ、イチジク、ウメ、ポポー、は、すっかり葉が落ちて、枝がむき出し状態になっています。今年は、どの果樹も、沢山の果実を付けてくれました。
ポポーの果実は生で食べてしまい残っていませんが、他の果実は形を変えて、今も、残っています。ドライプルーン、干し柿、イチジクジャム、梅干し、です。今年のドライプルーンは、殊の外好評です。果実を、樹上で、できるだけ成熟させたことが、よかったようです。

畑の手前に畝を立てて、冬野菜のダイコンを育ててきました。根部が大きく肥大してきましたから、試食のため、1本掘り起こしました。見た目は、なかなか立派なダイコンです。さっそく、食べてみたところ、味もなかなかでした。ただ、ちょっと、水分が少ないようです。
ダイコンの栽培は、本当に手がかかりません。10月23日 (art23-591) に防虫ネットを外してから、何もしていません。ほったらかしでも、十分育ちます。

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穴をあけて、円柱を切り出し、一輪挿しを作る(木工)

2023 12 7 (art23-0604)
前回とその数回前のブログで、厚い木材に大きな穴を開ける方法 (2023 11 20 art23-0599)と厚い木材から円柱を切り出す方法 (2023 12 4 art23-0603)を取り上げました。前者は、トリマーを使い、後者はバンドソーを使いました。

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今回は、その2つの方法を組み合わせて、一輪挿しを作る、です。
作業は、厚い木材に大きな穴を開けて、穴の周りを円柱に切り出し、水受け瓶の穴を開けるだけです。

同じ形で、大きさの異なる一輪挿しを2つ作ってみました。開ける穴の中心と切り出す円柱の中心をすこしずらしています。水受け用のガラス瓶は、直径22mm、長さ12cmと9cmの2本です。

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円柱を切り出す(木工)

2023 12 4 (art23-0603)
厚い木材を円柱に切る、例えば、10cm厚のブロック材から直径10cmの円柱を切り出す、には、ブロック材の上面に円を描いて、それに沿って垂直に切れば円柱ができあがります。

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円や曲線に沿って木材を切るには、鋸を使います。ただ、直線切りと異なり、曲線切りは、切りながら鋸の向きを変えていく必要があります。そのため、幅の狭い鋸を使います。しかし、幅を狭くすると、ノコ身が曲がりやすくなりますから、これを避けるために、硬い鋼材製の鋸刃を使ったり、鋸刃の両端を引っ張ったりして切ります。前者は引き廻し鋸、後者は糸鋸です。それらの電動工具が、ジグソーであり糸鋸盤です。

ジグソーに長い刃を取り付ければ、厚い木材を切ることができます。しかし、直線切りはできますが、曲線切りには問題があります。ジグソーの刃は、刃元だけて固定されていますから、刃を曲線に沿って向きを変えようとすると、刃先側が刃元と同じように向きを変えてくれませんから、刃元と刃先で歪みが生じて、垂直に切ることができません。厚さ6cmの木材を円に沿って切ると、円柱ではなく、円錐になります。しかも、いびつな円錐です。厚さ10cmの木材となると、ほぼ不可でしょう。
糸鋸盤では、鋸刃の両端が固定されていますから、ノコ身が曲がりにくく厚い木材でも曲線に切ることができます。しかし、前に書きました(art23-0599) が、趣味に使う程度の糸鋸盤の最大切断厚は5cmですから、厚さ10cmの木材は切れません。

ここはやはり、バンドソーを使うのがよさそうです。バンドソーは、輪になった鋸刃を上下の車輪にかけて回転させることで、鋸刃を上から下に一方向に動かしますから、厚みのある木材でも、真っすぐ、垂直に切れます。最近購入したRexonのバンドソーBS-10K2の最大挽き割高さは18cmですから、厚さ10cmの木材は問題なく切れます。刃幅の狭い替え刃を使えば、曲線も切ることができます。

さて実際の作業です。
  1. 10.5cm角の桧の柱材を長さ12cmに裁断し、ブロックを作る。
  2. バンドソーBS-10KS2に自作の円切り治具を取り付ける。
  3. ブロック材の中央に穴をあけて、円切り治具の円軸にはめこみ、ブロック材をセットする。
  4. ブロック材を円軸まわりに一回転させる。
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円切り治具は、ネット情報を参照にして作りました。MDF合板に穴を開けて、ボルトをナットで固定し、円軸としただけの、簡単なものです。円の大きさは、バンドソーの刃と円軸の距離で決まります。

直径9.5cm用の円軸を使い、10.5cm厚のブロック材を切りました。使った刃はシャークブレード(刃幅6mm、山数4)です。
まずまずの円柱が切り出せました。

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糸鋸盤

2023 11 30 (art23-0602)
横浜の旧宅に保管してあった糸鋸盤を持ち帰り、ちょっとした工作を行いました。「今日も、ようこそ」の文字の切り出しです。

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糸鋸盤は、子供のおもちゃとして買ったものです。誰も使わなくなり、長い間玄関口の収納庫に置かれていました。旭工機のキキルンSD310です。小さな糸鋸盤ですが、それでも5.5Kgあります。ちょっと重かったのですが、タオルで包んで手荷物として持ち帰りました。

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帰宅後、さっそく使ってみました。「今日も、ようこそ」の文字の切り出し、です。手順は以下の通り。
  1. Jwcad画面上に「今日も、ようこそ」と太字で書き、紙に印刷する。
  2. 印刷した紙を杉板に糊で貼り付ける。
  3. 糸鋸盤で文字の外形を切る。
  4. 切り出した文字を、別の杉板にボンドで付ける。
なお、文字を切り出した杉板は平ではなく、端材の樹皮を剥いで使いましたから少し曲がっています。表面の色は黄土色で内側の白身(辺材)の色と異なります。また、切り出した文字を貼り付けた板は、樹皮を剥いだ端材の中央部を少し削って平に加工しました。

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完成です。
「今日も、ようこそ」の文字がくっきり見えます。切り出した文字を貼り付けた板の白身(白色)が、文字の黄土色の木肌をひき立てています。また、文字の表面がすこし湾曲し、文字に厚みがありますから、なかなか、いい感じに仕上がりました。

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おもちゃのような糸鋸盤ですが、薄板の加工には使えそうです。糸鋸盤は、閉じた領域(空間)に錐やドリルで穴を開けて、そこに糸鋸を通して使えるので、穴などの閉じた領域を自在に切ることができます。バンドソーではこれが出来ませんから、糸鋸盤はそれなりに使い道があります。ただ糸鋸盤は、鋸刃が上から下へ一方向に動くバンドソーと異なり、鋸刃が上下に動きますから、木材をしっかり保持していないと、上方にもっていかれます。特に、小さな木材を切る時は、要注意です。

上野動物園の双子パンダ

2023 11 27 (art23-0601)
先週の金曜日(24日)、関東は暖かな日和でした。家内の希望で、上野動物園のパンダを見に出かけました。

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大船駅から東海道線の上野東京ラインに乗りました。東海道線の電車が東京を超えて向こう側へ乗り入れているとは知りませんでした。このラインは2015年から運行しているとか。上野駅、さらに大宮駅へ直通できるとは便利になったものです。

上野動物園の入場券を購入して園に入りました。入場券は、一般が600円、65歳以上は300円でした。また、中学生が200円で小学生以下は無料です。また、都内在住の中学生は無料とのことでした。子供達に開かれた動物園であることが分かります。凡夫は300円、家内は600円を払って、正門から入場し、パンダ舎へ直行しました。

パンダ舎は、正門のある東園と西園を結ぶイソップ橋近くにあります。橋を渡ってパンダ舎に近づくと、係りの人が、双子パンダ見物の待ち時間は50分です、と伝えていました。一瞬、迷ったのですが、ここには、パンダを見に来たのですから、待つことにして、長い列の最後尾につきました。

待つこと50分ばかり、ようやく、双子パンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス、背中に緑色のバンドあり)に対面?できました。パンダ舎のフェンス前のスペースは前後に2区分されていて、小人数ずつ、前スペースで数分、後スペースで数分、パンダを間地かに見ることができます。皆さん、パンダの姿をスマホやカメラに収めようと奮闘していました。かく言う凡夫も、あちらこちらとカメラを向けて撮影を試みたのですが、双子パンダが思いのほかよく動き廻るので、納得のいくショットはとれませんでした。あとで、動画撮影にすればよかったと気づいたのですが、後の祭りでした。まあ、カメラに収めなくても、しっかりと頭に記憶されましたから、よしとします。

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双子パンダの親は、リーリー(オス)とシンシン(メス)です。子供パンダの次は、親パンダです。こちらは、待つことなく見物できました。地面に背をのせて寝転がり、竹を抱えてバリバリ食べ続けていました。

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かくして、パンダ見物の目的は達成できました。余り時間を他の動物の見物にまわすことができました。久しぶりに、動物園お馴染みのゾウ、サイ、カバ、トラ、キリン、シロクマなどの大型獣をみることができました。家内は、小獣館で、見たかったアルマジロが寝床用の箱に入ったきりだったので、残念がっていました。

園内、どこも、大いに賑わっていました。多くは、子供連れの家族で、飲食スペースはどこも一杯でした。子供達にとって、楽しい一日になったことでしょう。
我々にとっても、よい一日でした。ただ、さすがに疲れました。歩数計が18,000を刻んでいる、と家内が言っていました。

横浜再訪

2023 11 23 (art23-0600)
久しぶりに、横浜の旧宅(かつて住んでいたマンション)に来ています。今年、2回目になります。前回は4月でした。部屋に変わったことはありませんでしたが、外装工事のため足場が組まれています。ベランダの塗装は終わったようで、きれいになっていました。

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昨日、羽田空港から、京急線と根岸線を乗り継いで、港南台駅に降り立ちました。田舎暮らしが長くなり田舎の風情に慣れてしまった凡夫には、人の多さを目にすると、それだけでどーっと疲れを感じます。よくも、こんなに人に溢れているものだと思います。根岸線への乗り換えで、横浜駅のフォームで大船行の電車を待っている間、電車待ちの人は2,3人であったのに、ものの2,3分すると、後方に長い列をつくるほどに人が増えています。どこから湧いて出て来たのか訝しるほどです。当たり前の日常の光景でしょうが、田舎人には異様です。

電車中の人は、ほぼ2分割され、スマホに見入ったいる人と眠っている人です。スマホで何をやっているのかと思い、隣席の若い人のスマホに目をやれば、ゲーム画面がみられます。何をそんなに熱中するほどのことがあるのでしょうか。かたや、眠っている人からの印象はただただ疲れです。昼過ぎの明るい車中で、何をそんなに疲れることがあるのでしょうか。

それはさておき、港南台駅から旧宅までの徒歩が長く感じられました。コロコロと重い荷物を引きずっていたとは言え、やはり、歳のせいでしょうか。腰の痛みもそうなのでしょうか。羽田からの車中、座って移動できたのですが。

大きな穴をあける(木工)

2023 11 20 (art23-0599)
厚い木材に大きな穴、例えば、6cm厚のブロック材に直径6cm円の穴、を開ける方法はいくつかあります。

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糸鋸盤があれば簡単です。しかし、趣味に使う程度の、従って安価な、糸鋸盤の多くは、最大切断厚が5cmですから、6cm厚の木材には使えません。6cm厚の木材が切断できる糸鋸盤は市販されていますが、高価ですから、趣味で木工をやっている凡夫のような者にはちょっと手が出ません。

そこで、穴あけには、これまで、ボアビットを使っていました。ボアビットをボール盤に取り付けて使うと、柔らかい木材であれば、直径6cm円の穴を開けることができました。
しかし、ボアビットによる穴あけは、開けたい穴の大きさごとに個別のボアビットを用意することになりますから、いろいろな大きさの穴を開けるには、各々に対応したサイズのボアビットを用意する必要があります。ボアビットは安くないので、木工趣味人には金銭的に全サイズのボアビットをそろえることはできません。せいぜい、よく使うボアビットだけを手元におく、これが現実的です。

今回、別の方法として、トリマービットによる穴あけを試みました。方法は、6cm厚のブロック材の表と裏から3cm掘って穴を貫通させる、と言ったものです。
成否は、深堀できるビットが手に入るか否かです。手持ちのトリマー(リョービ/京セラTRE-60V、軸径6mm)で使えるシャンク部の長いストレートビットを探しました。市販されている多くのビットの全長は50mmです。これだと、削れる深さが3cmに届きません。アレコレ調べて見つけました。シャンク部48mm、刃長20mmのロングタイプのストレートビット6x6(2P)(与板利器工業)です。これだと、3cmの深堀はできます。早速、通販で購入しました。

さて、穴あけ作業です。
トリマーに自作の円切り用治具をとりつけました。円切り用治具は、厚さ12mmのMDF合板にトリマーを取り付け、すこし離れた所にボルトを取り付けただけの簡単なものです。ボルト軸が削り出す円の中心軸となります。直径6cm円の場合は、トリマー軸からの距離 "3cm-刃幅の1/2" の所に穴をあけて、ボルトを通してナットで固定します。ボルトを取り付ける位置を変えれば、切り出す円の大きさが変わります。

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トリマーにロングタイプのビットを取り付けて削っていきました。TRE-60Vには切り込み深さの調整ネジがついていますから、一回転ごとに、調整ネジを回せば、ビットが下方に移動し、少しづつ深く掘削できます。
表側を削ったら、裏側に入ります。その前に、表側面を両面テープで当て板に貼り付けます。これは、穴が貫通する時、削り出された円柱が動かないようにするためです。
ちょっと時間は掛かりましたが、6cm厚のブロック材に6cm径の円穴をあけることができました。

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