今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

コガネムシ退治

2022 7 28 (art22-0462)
毎年のことですが、この時期のプルーンの葉は、コガネムシに食い荒らされて悲惨な状態になっています。

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できるだけ農薬を使わないようにしているので、コガネムシ駆除は、もっぱら捕殺となります。プルーンの木の高さは3m以上あります。コガネムシの多くは、手の届かない高所の葉に取りついています。どうやって捕まえるか、頭を悩ませます。フェロモンなどの誘引物質を用いたトラップが使えればよいのですが、誘引物質自体が高価で、自家用の果樹栽培ではとても使用できません。そこで、金のかからない方法、手で捕まえる、を選択することになります。

脚立に乗り、手を伸ばして捕まえるのは、脚立の乗り降りと移動が面倒です。数匹ならば、これでよいのですが、数十匹となると、かなり、大変な作業になります。
コガネムシは、木を揺らすとポトリと落ちます。これは、天敵の鳥類に襲われた時の逃避行動です。この習性に着眼して、コガネムシを捕まえることができます。落として捕獲する、です。地面に落ちたコガネムシは、草や枯れ葉などの下に素早く潜り込もうとしまから、潜り込めないようにネットを敷いてから木を揺らします。

ポトリ、ポトリとネット上に落ちたコガネムシを捕まえて、頭部をつぶして殺します。次から次と枝を揺らして、一回りすると、30匹程のコガネムシを捕獲できます。この作業を、一日一回、明るいうちに行います。
コガネムシは、アオドウガネ、ドウガネコガネ、コフキコガネ、そして、ヒメコガネです (art21-0356)。緑色のアオドウガネと黒色のドウガネコガネが多数です。

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取り分けスプーン(木工)

2022 7 25 (art22-0461)
家内のリクエストで、取り分けスプーンを作成しました。
材はケヤキです。近くの材木店を訪ねた時、製材作業場の片隅に置かれていたケヤキの端材に目に留まり、譲ってもらったものです。ケヤキは、非常に硬い木材です。木目が強く美しいことから、和家具の材料に使われています。ケヤキは、非常に硬い木材です。木目が強く美しいことから、和家具の材料に使われています。

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取り分けスプーンのつぼは円形としました。大きさは大小2つ、200mm x 50mmと250mm x 65mm、です。スプーンを作成する時に描いたJw-cad図面をもとに、一部変更して取り分けスプーン用の図面を書き直しました。図面から型紙をつくりました。

作成作業は、スプーンを作成した時と同様です (art22-0420)。
  1. 取り分けスプーンの型紙に合わせて、外形線を書く。
  2. 外形線に沿ってケヤキ材を切断する。バンドソーを用いる。
  3. 切り出した外形材を研削し整形する。ベルトサンダーを用いる。
  4. つぼを掘る。手元に適当な電動工具がないので、丸鑿と彫刻刀を用いて、手作業で行う。
  5. 磨いて仕上げる。必要ならば、オイルを塗る。
完成した取り分けスプーン、ケヤキ材の特徴でしょうか、表面がすべすべしていて、木目がくっきり出ています。なかなか、良い感じです。

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ヤサイゾウムシ

2022 7 21 (art22-0460)
天気が安定せず、雨が降ったり止んだりの日が続いています。こうもだらだらと雨が降ると、トマトの果実が割れるだろうと思っていましたが、案の定、そうなりました。大玉トマトの桃太郎も、ミニトマトの千果やアイコも。赤く色づいた果実だけでなく、まだ色のついていない青い果実にも亀裂が入りました。困ったことです。

野菜畑で、今年は、ゾウムシをよく見かけます。特に、キュウリのつるの誘引や固定を行っているときに、見かけます。おそらく、ヤサイゾウムシだと思います。7mmぼどの小さな甲虫です。体色が灰色で、ずんぐりとした体形です。それでも、ゾウムシらしく、口部がゾウの鼻ように伸びています。これは、頭の一部が伸長したもので、先端に咀嚼式の口器を備えています。ゾウムシは、この突出した口吻を用いて、植物器官内部を摂食できるそうです。

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ヤサイゾウムシは、成虫と幼虫が野菜の若い葉や茎を食害するそうです。ナス、キュウリ、ハクサイ、ホウレンソウなどを食べるとか。成虫がキュウリの茎葉に付いていますが、じっとしていて、食べているようには見えません。おそらく、夜間活動型で日中はじっとしているのでしょう。虫を見たら捕殺するように我が身が反応するようになっていますから、指先でつまんで潰します。ゾウムシは硬い外骨格をもっていますから、指先に力を入れないと潰せません。力をいれるとぷちっと潰れます。

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イラガに刺される

2022 7 18 (art22-0459)
この時期、イラガの幼虫が柿の葉に潜んでいます。みかける幼虫は、多数の棘が付いている太い突起が体表から飛び飛びに出ているイラガと、短い棘が体表面全体を覆っているヒロヘリアオイラガの幼虫です。どちらも、触れると、刺されます。イラガは、葉の裏にいることが多く、知らずに触れて刺されることがあります。柿の栽培管理中、何度か刺されました。刺された直後に強い痛みを感じますが、すぐに痛みは無くなります。何日も続くような皮膚炎になったことはありません。

しかし、この度のイラガ刺症は、ちょっと違いました。
カキの木をぐるっと回って見ていたときのことです。傍のウメの枝に左腕が触れた瞬間、激痛が走りました。この痛みは、イラガの痛みだと思い、ウメの枝を点検すると、葉の裏に大きなヒロヘリアオイラガの幼虫がいました。カキの木にはイラガやヒロヘリアオイラガがいますから、注意していたのですが、ウメの葉で見たのは初めてのことです。Webには、カキだけでなく、サクラ、モミジ、キンモクセイ、そして、ウメの木に発生しやすいと記載されていますから、ウメの葉にいてもおかしくありません。

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激痛はしばらくすると治まりましたから、どうと言うことはないだあろうと考え、野菜果樹園での作業を続けました。帰宅後、左腕のシャツをめくってみると、刺された箇所が赤く炎症反応を起こしていました。痛みこそありませんが、この赤いはれ(紅斑丘疹)は、いつまでもつづき、強い痒みを伴います。特に衣服などに触れると痒みが増します。それでも、日が経つと、赤い炎症範囲が狭まり、内に、小さな丘疹がブツブツと見えてきました。その数、10以上です。どうやら、腕がヒロヘリアオイラガの背中の毒棘に、もろに接触したようで、10以上の毒棘が刺さったようです。

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7日後の現在、痒みもなくなり、紅斑丘疹の痕がすこし残っているだけになりました。手当は何もしていません。

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ウメの木に、イラガを探したところ、ヒロヘリアオイラガを数匹見つけました。また、イラガも一匹見つけました。ウメにもイラガがいるものですな。果樹を見て回るときの注意書きに、「ウメのイラガ」が一項加わりました。

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ウリキンウワバ

2022 7 14 (art22-0458)
このところ、天気が安定しません。どんよりとした曇り空です。時折、晴れ間がのぞいていますが、いつの間にか暗い雲が現れては雨を降らせます。気温は下がるでもなく、湿度は高いままです。こうした高温多湿は、老体に不本意な疲れをもたらします。おのずと、疲労が溜まります。困ったものです。

こうした天気が続くと、野菜に病気が発生します。カビが繁殖します。キュウリにはうどんこ病が発生しました。今のところ、病斑が出ている葉は、下部の葉の一部ですから、病葉の除去で対応できます。しかし、病気が全体に広がると、農薬を使わざるを得ません。

キュウリは4つの品種をそれぞれ1株ずつ育てています。品種は、北進、強健豊作、夏すずみ、うどんこ強し、です。北進だけが、初めて栽培する品種です。いずれの品種も大きく生育し、果実を成らせています。ただ、強健豊作は、初期生育が悪かったので、今も株が一回り小さく、収穫数も劣ります。下は昨日までの収穫数です。目標収穫数は各品種とも100本です。

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野菜には病気だけでなく、虫が付きます。見かける虫は、ナスにはニジュウヤホシテントウです。葉の裏に付いている卵ともども、見つけては指でつぶします。トマトの果実には、オオタバコガの幼虫が穴をあけて侵入し果肉を食べています。果実を割って、幼虫をとりだし、潰します。
キュウリには、ウリキンウワバの幼虫がとりついています。若い葉の葉柄部の葉肉を食べるので、生長した葉の基部に輪状の穴が残ります。ひどい場合には葉身が萎れた状態になります。幼虫の体は緑色で、背中に多数の黒色の突起があります。尺取虫のように移動しますから、観てる分には楽しいのですが、これも、指でつかまえては潰します。

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ミニトマト枯れる

2022 7 11 (art22-0457)
連日の猛暑の中、ミニトマト “薄皮ピンキー” が、突然萎れました。しばらく様子をみていましたが、回復することなく枯れてきましたので処分しました。茎や葉に病的な症状が見られず、萎れが下部葉から進んできましたので、生理的な萎れだと考えています。水分の茎葉面からの蒸散量と根からの吸い上げ量のバランスが乱れたのでしょう。

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恐らく、バランスの乱れは、脇芽を残して仕立て茎数を多く(5本)したことで、地上部が大きく成り過ぎたことが関係していると思います。連日の高温強日照のなか、地下部からの水分の補給が足りなかったのでしょう。地上部では、気孔を閉じて、葉をまるめて、何とか耐えようとしたのでしょうが。
薄皮ピンキーは、今年初めて栽培した品種です。仕立て茎数を誤ったようです。ミニトマト品種は、茎数を多くして、大きな株に育てて、果実を沢山成らすことにしていますが、薄皮ピンキーは、大きな株にできない、できにくい、品種のようです。名前の通り、薄皮で、食べやすいミニトマトであっただけに、枯らしてしまったのは、残念です。収穫数 35個で終わりました。

他の3つのミニトマト品種、フルティカ、CF千果、アイコ、は大きな株に育っています。毎日のように、赤く熟れた果実を収穫して食べています。

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ミヤマカミキリムシ

2022 7 7 (art22-0456)
毎朝、自家製のパンに自家製のジャムをつけて食べています。ジャムは、イチジク、プルーン、そして夏みかん(マーマレード)です。いずれも家内作です。この数日は、イチジクジャムの小瓶が食卓に出ています。

今年も、イチジクジャムを作ります。ジャムの作成は家内が、ジャム材のイチジクの栽培は凡夫の担当です。昨年は、収穫前に葉が黄変し落下したため、果実に色はついたのですが、糖分を十分溜め込むことができず、イチジク特有の甘さが今一でした。葉の黄変と落下の原因は、晴天続きによる水分不足だと考えています(art21-0360)。

毎日畑に出かけて、野菜の管理と収穫、そして、野菜区画の奥の果樹(プルーン、カキ、ウメ、イチジク、ポポー)を見て回ります。
イチジクの果実が大きく育っています。1ヶ月前 (6月7日) には、花芽が膨らみ始めたところでしたが、今では、親指以上の大きさになっています。

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イチジクの葉に、木屑が散乱していました。カミキリムシが枝を齧っているだろうと、上の枝にカミキリムシを探しました。いました。手を伸ばして掴もうとすると、ポトリと落ちました。カミキリムシは、ミヤマカミキリムシでした。体長 5, 6 cm程の大型の虫です。これが、バリバリ樹皮を齧ると、イチジクの小枝はひとたまりもありません。

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クワイの様子

2022 7 4 (art22-0455)
今年も、旧苗田に床を設けて白クワイを栽培しています(art22-0444)。
昨年、クワイを栽培して分かったことは、クワイは手が掛からない野菜であることです。病気にかからず、虫にやられることもほとんどありませんでした。ちょっと、アブラムシが発生した程度です。

ところで、クワイの名前の由来についてちょっと調べました。クワイの塊茎は種芋から伸びたほふく茎の先端にできます。この状態が鍬によく似ていることから『鍬芋(くわいも)』と呼ばれていたものが、いつしか『も』がとれて、クワイになったそうです。
クワイを漢字では「慈姑」とかきます。原産地中国での話で、一つの種芋から十数個の塊茎ができる姿が、子だくさんの母(女性)が子を慈しみつつ哺乳している姿と重なり、「慈姑」という字が当てられたそうです。なお、姑は女性の意味がある?とか。

クワイ床に5株のクワイが育っています。
上から、6月1日、6月17日(防風用にネットで覆う)、そして、現在の様子です。この1ヶ月で大きな株になりました。

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