キウイフルーツの花
2024 5 30 (art24-0654)
ポットで育てていたキウイ(ニューエメラルド)を、5月の上旬に畑に移植しました。暖かくなってからの移植ですから心配していましたが、葉を落とすこともなく根付いたようです。ただ、この時期はグングン生長する筈ですが、それが見られませんから、根の張りが十分ではないのでしょう。
移植前に、蕾が一つ付いていました。移植後、蕾は落ちることなく、少しずつ生長したようで、先日、開花しました。キウイは雌雄異株で、雌株には雌花が雄株には雄花が咲きます。雌花にも雄しべがありますが、雄しべの花粉は受精能力のない不能花粉です。そのため、受精には雄花の花粉が必要になります。しかし、ニューエメラルドは、雌花の雄しべの花粉に受精能力を持たせた(おそらく遺伝子操作で)品種ですから、雄花の花粉は必要ありません。自家受粉して結実します。
咲いた花は雌花の様でした。雌しべの先端は白色で細かく分岐しています。それを多数の雄しべが取り囲んでいます。あわよくば、着果しないかと期待していたのですが、開花して数日後に、ポトリと花の付け根部から取れてしまいました。雄しべが落ちて、まるっこい子房が見えてきたので楽しみにしていたのですが、残念ながら受精しなかったようです。
本当に、自家受粉して結実するのか、検証は来年に持ち越しです。
レモンの花
2024 5 27 (art24-0653)
クワイ床の周囲に防風ネットを張ってきたところです。朝一番の日課、畑の見廻り時に、クワイが少し倒伏していました。まだ、背丈は高くはないのですが、朝方から続いている南からの強風にやられたのでしょう。朝食後、田圃に出て作業を行いました。
さて、本題です。
今年は、レモンに蕾が10個ほど付きました。薄い紫色の蕾なので、どんな花が咲くのか、今か今かと待っていたところ、ポツン、ポツンと咲いてきました。花は幾分大き目ですが、花びらの内側は白く普通のミカンの花といった感じです。
しかし、雌しべの柱頭の無い花ばかりでした。不完全花です。柱頭がないようでは、受粉できませんから結実することはありません。ガッカリです。
ガッカリが5回続いた後、柱頭のある花が咲きました。完全花です。待望の花ですから、ことのほか、柱頭がりっぱに見えます。2,3日して、花びらが落ちると、少し膨らんだ子房がみえてきました。受粉し着果したようです。
気を良くして、2つ目の完全花が咲くのを待ったのですが、残念ながら、残りは全て不完全花でした。
たった一つですから、何か起こればおしまいです。何事もなく、このまま順調に大きく育ち、自家栽培レモンの第一号になってくれることを、祈るばかりです。
くの字に曲がった金魚死ぬ
2024 5 23 (art24-0652)
水槽のなかで、くの字にに曲がって、右腹部を上にして浮いていた金魚(art24-613)、昨日、死にました。この金魚(和金)は、定年退職後、横浜から京都に移り住んだ時、同伴した金魚が死んだので、祇園祭の前夜祭の、とある出店ですくいとった金魚の一匹です。他に赤と黒の出目金をすくいとりました。数年後、京都からここへ移住するとき、金魚を連れてきました。
移り住んで数年、黒の出目金が死に、赤の出目金が死にました。そして、昨日、最後まで残っていた金魚が死にました。この金魚、かれこれ10年になりますから、それなりに生きたと思います。また、狭い水槽のなかで、よく生きてくれたとも思います。
金魚は、庭に穴を掘り埋めてやりました。石灯篭のそばです。
今、庭に設けた大型のポリ容器製の水槽の中で、死んだ金魚から生まれた金魚の2匹が泳いでいます。
エアコンの取り付け
2024 5 20 (art24-0651)
台所にエアコンをつけることにしました。年々、夏の暑さが増しています。昨年は殊に暑く、食卓のある台所からエアコン付きの部屋へ移動して食事をする日がありました。食事ですらこのざまでしたから、台所で調理を行っていた家内はもっと大変だったようです。熱源がある台所にエアコンを付けて、どれぼど効果があるものか分かりませんが、とりあえず付けてみることにしました。
例によって、エアコンは通販で購入しました。パナソニックのエオリア(CS-283DFL-W)です。冷房能力は2.8KWで、畳数では8-12畳用です。また、真空ポンプを含む、エアコン取り付け工具セットは、ヤフオクでレンタルしました。
エアコンの取り付け作業は今回で2度目です。3年前の1回目の取り付けの様子を3回のブログで詳しく紹介しましたので、今回は、要点のみとします。(前回の取り付け作業へ、art21-0378、art21-0379、 art21-0380 )
(1)室内機の取り付け
2本の据付桟の上方を回り縁に固定し、その据付桟に据付板を留めることもできますが、強度的にちょっと心配ですので、回り縁と並行に平板を渡して、その平板と回り縁に2本の据付桟を留めることにしました。据付桟に据付板を固定し、室内機を嵌め込みました。
(2)室外機の取り付け
配管を通す穴の直下の軒下に室外機を置くことができませんでしたので、斜めに配管して、すこし離れた軒下に置くことにしました。
(3)電源
分電盤のブレーカーはいずれも使われていましたので、洗濯機用のブレーカーから分岐させることにしました。2mm径の電線を天井裏を這わせて、エアコン用のコンセントへ配線しました。
このエアコンがあることで、台所の暑さが緩和されるとよいのですが、実際のところは、その日になってみなければ分かりません。
トマトとキュウリのポット栽培
2024 5 16 (art24-0650)
先日、畑に植えた野菜苗は、行灯の中で大きくなり、先端部をのぞかせるようになりました。行灯を取り除き、茎を支柱に固定しました。藁を薄く敷いて完成です。ただ、ナスはまだ小さいので、そのままです。
今年は、畑の野菜は、家内が面倒をみています。ナス、キュウリ、トマト、ピーマンの4種の野菜です。凡夫はもっぱら果樹の世話係です。6種の果樹、プルーン、カキ、ウメ、イチジク、ポポー、そして、ミカンの栽培管理、それなりに作業があります。
但し、トマトとキュウリをポットに植えて、庭で育てることにしました。ポット栽培で、どの程度の果実がとれるものか、興味があります。ポット栽培の利点はいくつかあります。一つは、新しい土に入れ替えるだけで、連作障害と無縁になります。狭い畑地で何年も作っていると、なにかと障害で出てきます。昨年は、ミニトマトが収穫前に全滅しました。また、ポットですから、場所をとらず、しかも移動ができます。先日の強風時には、納屋に移して風によるダメージを防ぎました。もう一つ、土壌水分量をコントロールできます。容易に液肥が使えます。
今のところ、順調に育っています。
温州ミカンの花数
2024 5 13 (art24-0649)
温州ミカンの花が咲きました。今年は、花数が少ないのではと心配していましたが、開花期になると、かなり多くの花が付いていることが分かりました。ただ、2本ある宮川早生の木の東側の木には、昨年同様、少しの花しか咲いていません。西隣の木には多数の花が咲いていますから、花数が少ないのは、植わっている場所の違いによるものだと思われます。
場所の違いから思いつくのは、ミカン畑の周辺を囲っている黒色のネットです。防風対策のためですが、このネットは親の代に使われていたもので、納屋に保存されていました。黒色の遮光ネットです。1mmの目合のネットで、防風効果はありますが、同時に、日射を遮ります。40%ほどの遮光率だと思われます。花数の少ないミカンの木は、東面のネットのそばにありますから、午前の陽射しが遮られます。夏期は、太陽の南中高度が高く、日の光は上から注ぎますから問題はないのですが、冬期は、南中高度が低く、斜めから注ぎますから、かなり遮られます。
温州ミカンの花芽分化は冬期に起こると言われています。この時期の日照がどの程度花芽分化に関与するものか分かりませんが、すくなくとも、晩秋の日照が植物体内の養分比率、特にC/N比、に影響を及ぼすことは十分考えられます。その状態で、花芽分化が誘導されることになりますから、晩秋の日照が花芽分化に関わることになり得ます。こう考えると、東面のネットそばのミカンの木に花が付かないのは、ネットによる遮光の効果?と言えそうです。
しかし、これは昨年と今年の話ですから、結論付けるには、あと2、3年様子をみる必要があります。
ところで、ネーブルオレンジの花が1輪咲きました。昨年の花数は、0でした。今年は、1でした。その1つが咲きました。どんな花かと思いきや、白色の、普通の形状の花でした。
風邪
2024 5 9 (art24-0648)
久しぶりに風邪でダウンです。症状は、喉の痛みと鼻水です。
このところ、畑仕事が忙しく、体力がついて行かなかったようです。
特に、キウイを植え替えるために、ウメの木を取り除く作業がこたえました。日射しの強い、気温の高い日中の作業でしたから、疲れました。かなり身体にこたえているなとの自覚はあったのですが、翌日キウイの棚作りを敢行しました。
歳を取ると、無理がきかなくなります。身体からの異変シグナルを素直に聞かなければなりません。このシグナルを無視すると、つけが回ってきます。つけは、病気となって現れます。軽い病気で、回復して元の身体に戻れればよいのですが、なかには、元の身体に戻れないこともあります。もっとも、厳密な意味では、すべての病気において、病気後の身体は、病気前の身体とは異なりますから、元の身体に戻ることはないのですが。ただ、日常生活に戻ることを回復と言うならば、それはあります。
身体の状態の異変を感受して、シグナルが発せられるのですが、感受の性能(感度)が問題になります。身体異変のレベルが、休息をとれば自己回復できるレベル内で、異変シグナルを感知することが肝要です。自己回復能力は、年齢とともに低下しますから、その分、感度を高くしておいて、異変が軽度のうちに感知する必要があります。それには、経験上、持病が役に立ちます。
凡夫は、潰瘍持ち?(潰瘍を起こしやすい体質)です。疲労やストレスが過剰になると、潰瘍になり腹が痛くなります。潰瘍の痛みは独特で、やる気がそがれる痛みです。何もする気になりません。この痛みが生じたら、何もできませんから、ぼーっとします。休息状態です。そうすると、数日で痛みが無くなりやる気が出てきます。
今回は、この痛みがありませんでした。風邪でダウンする前に、腹痛はありませんでした。どうしちゃったのでしょうか。体質が変化したとは思えないのですが。感度が悪くなったのでしょうか。歳を取ると、感度そのものが低下するのでしょうか。困ったものです。
ポポーの着果
2024 5 6 (art24-0647)
花びらが落ちて、子房がマッチ棒大にふくらんで、花柄の先端についています。また、葉芽が伸びて若葉が広がり始めています。順調に育つと、複数本の雌ずいから子房が肥大して、3-7個の果実が房状につきます。昨年は、一房に最大3個まででしたが、今年は7個が付いたものもあります。もっとも、もう少しふくらんだら、間引いて、2-3個にしますが。
今年の人工授粉はうまくいったようです。ポポーは両性花ですが、雌ずいが花粉より先に成熟する(雌性先熟)ので、自花の花粉で受粉できません。開花前に、咲いている別の花の花粉を受粉する必要があります。虫が媒介してくれればよいのですが、ポポーの木は3本しかありませんから、虫による受粉に頼れません。そこで、人工授粉を行うことになります。今年は、ポポーの木が大きくなり花が沢山付いたこと、また、日当たりの違いから開花日にずれが生じたことで、早く開花した花の花粉を、開花前の花の雌ずいに付けることができました。人工授粉の用具として、水彩画用の細筆を使ったこともよかったようです。
ただ、今年は、ナメクジが開花直前の花びらを食べたようで、相当数の花がダメージを受けました。花びらの先端が無くなり、粘液の白い筋がついています。夜半に雨が降った朝、ナメクジをアチコチに見かけました。困ったものです。
キウイフルーツの植え替え
2024 5 2 (art24-0646)
キウイフルーツをポットで育ててきました。ポットは大型のプラスチック製のものです。数本の支柱を立てて蔓を絡ませていたのですが、伸長した新芽から若葉が展開するようになると、互いに重なり混み合ってきました。ポットの支柱だけでは、十分な空間を確保できなくなりましたから、畑に植え替えることにしました。
畑には、幾種かの果樹が所狭しと植わっていますから、キウイフルーツを植えるスペースがありません。ウメの木を抜いて、スペースを作ることにしました。
ウメの木は5本あります。ウメの木は生長が早いと言われています。確かに、短期間で大きくなります。樹間が狭いこともあり、ひと時でも放っておくと、双方の枝が伸びて絡み合います。
梅は、南高、小粒南高、甲州小梅、白加賀、豊後です。いずれの果実も梅干しに加工して食べていますが、南高がベストです。果肉のこってりとした旨さがあります。豊後は大粒で食べ応えがありますが、果皮が硬く果肉が薄いので今一と言ったところです。小梅は梅干しには適さないようです。
5本のウメの木のなかでは、豊後が最も大きな木に育っています。幹部は9cm径。畑の端に植わっていますから、キウイフルーツを育てるスペースを設けるにはうってつけです。この木を取り除くことにしました。
伐根作業に取り掛かりました。まず、幹周辺の敷き藁を取り除いて、地上部の枝を切断しました。次に、幹元から60cm周辺の土を取り除きます。現れた根を、鋸を使って2個所(幹元と周辺)で切断し、取り除きます。さらに、幹の下部の根を切ります。押し倒してながら、切り残しの根を切断します。どうにか、根から切り離すことができました。太い根が何本も張っていましたから、生長が早いのも頷けます。
ウメの木を取り除いてできた穴に、堆肥と土を入れて、ポットから取り出したキウイフルーツを植えました。蔓は、支柱をたてて固定しました、たっぷり、水をやって、藁を敷きました。
キウイフルーツの植え替え適期は11~3月の休眠期と言われています。やろうやろうと思いながらも、先送りにしてきました。実施日は4月27日です。新芽が伸びて若葉が大きく広がっていましたから、植え替えによるダメージが気がかりでした。蔓性植物の強さなのでしょうか、今のところ、葉を落とすこともなく移植前の形状を維持しています。
次の作業は棚作りです。
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